40個近く開いたタブ、回りっぱなしのファン、何もしてくれない「新しいタブ」。だから自分用に小さなダッシュボードを作った。すると一つひとつ、ずっと付き合ってきた問題が消えていった。

新しいタブは1日に200回くらい開く。自分のコンピューター生活の中で最も訪れている「ページ」だ。それなのに何年もの間、そこにあるのは検索バーと、Google が適当に推測したサイトのグリッドだけだった。ブラウザの中で最もトラフィックの多い一等地が、死んだスペースだったのだ。
でも本当の問題は、その真っ白なページ自体ではなかった。本当の問題は、それに対処するために自分がやっていたすべてのことだった。ここでは、自分が何と戦っていたか、そして何がなくなったかを書く。
🗂️ 問題:URL を打ち直すのが嫌でタブを溜め込んでいた
Jira ボード、ドキュメント、Notion のページ3つ、カレンダー、「もしかしたら要るかも」という Stack Overflow のタブ一つ、それらを全部開きっぱなしで、整理されて見えるようにきれいな色のタブグループにまとめていた。それを3つのプロファイルにまたがって。
生産的な気がしていた。実際はそうではなかった。すべてのタブは Chrome が起動し続ける、メモリを食う生きたプロセスだ。仕事を整理していたのではなく、URL を打ち直さないために RAM とファンの税金を払っていただけだった。
直したこと: 自分が保持していたのはページではなくポインタだったと気づいた。リンクは何も消費しないが、タブはプロセスを消費する。そこで、リンクを保持するための速い場所を一つ作った(ヘッダーにピン留めし、グループに分けて、ワンクリックで届く場所に)。
消えたもの: 40個のタブの壁、ファン、RAM 税。必要なものだけ開いて、閉じる。
🤔 問題:試したダッシュボードはどれも新しい問題を生んだ
まず既存の新規タブ拡張機能を試した。どれも、白紙のページをもっと悪いものと交換するだけだった。
- よそ者のアプリのように感じた、検索バーの位置が変わり、履歴が隠れ、体に染み付いた操作感が壊れた。→ 自分のものは本物の Google 検索バー、本物の履歴サジェスト、Chrome そのものの見た目を保っている。
- アカウントを要求してきたうえに「分析パートナー」とのクラウド同期まであった。→ 自分のものにはログインもバックエンドもない。
- 自分をマネタイズしてきた、スポンサーリンク、テレメトリー。→ 自分のものは広告ゼロ、トラッキングゼロ。
- 重かった、スピナーが0.5秒。→ 自分のものは新規タブページそのものだ。瞬時に開き、スピナーもない。
自分だけのものでありながら、何もインストールしていないように感じられるページが欲しかった。だから絶対に破らないと決めたルールが一つある。Chrome がどこで終わり、ダッシュボードがどこから始まるか、わからないようにすること。 ⌘T を押せば、そこが自分の家だ。同じ検索、同じ反射神経、そこに自分のものが乗っているだけ。
👥 問題:プロファイルは3つ、死んだページは全員共通
パーソナル、会社、フリーランスと Chrome のプロファイルでブラウジングを分けていたが、3つとも同じ白紙のタブに着地していた。プロファイルを切り替えても、変わるのはログイン情報だけで、それ以外は何も変わらなかった。
直したこと: すべてをプロファイルごとにローカルに保存する(chrome.storage.local)ようにした。これで各プロファイルが自動的に独立したダッシュボードを持つ。パーソナルは読みたい記事リストとサイドプロジェクトへ、仕事用は Jira と「10時にスタンドアップ」のリマインダーへ、フリーランス用はクライアントのフォルダと請求時間タイマーへ、それぞれ開く。
消えたもの: コンテキストの混線。プロファイルの切り替えは、今やワークスペースの切り替えになった。どのバージョンの自分でいるべきか、ダッシュボードが教えてくれる。
⚡ 問題:「サイトが必要」と「そこにいる」の間のギャップ
サイトにたどり着くのは一種の儀式だった(⌘L、入力、待つ、着地)。あるいはもっと悪いと、「確か開いてたはず」というタブを12個のタブグループの中から探し回る羽目になる。
直したこと: よく使うサイトはヘッダーにピン留めし、それ以外は色分けされたグループに置いた。残しておく価値のあるページなら、ツールバーのアイコンをワンクリックで押すだけで、グリッド・ヘッダー・グループのどこかに保存できる。
消えたもの: そのギャップ。⌘T → もうそこにある → クリック。1日200回のタブ操作で節約される1〜2秒を掛け合わせれば、もはや誤差では済まなくなる。
🛠️ 各ウィジェットがひっそりと葬った問題たち
白紙のページを置き換えるつもりで始めたのに、いつの間にか日々の小さな苛立ちが死にに来る場所になっていた。どれも機能ではなく問題として始まった。すべてローカルで、キー一つで届く。
- 🔔 スタンドアップを見逃したり、お茶を煮出しすぎたりしていた。 リマインダーはチャイム付きの本物の通知として鳴る。タブを全部閉じていても、おやすみモード中でも。一番頼りにしている機能だ。
- ⏱️ 集中していると時間の感覚を失っていた。 「お茶」「スタンドアップ」とラベル付けしたタイマーが並行して動く。タイムボクシングがようやく定着した。
- ✅ ToDo リストは絶対に見ない場所にあった。 チェックリストと付箋が、1日に200回開くページの上に今は乗っている。
- 🌐 一つのことをちらっと見るためだけにタブを開いていた。 埋め込みのミニウィジェット(カレンダー、ステータスボード)が専用タブなしで一目で見られる。
- 🎨 他人が作ったテーマは自分の環境に合わなかった。 ライト、ダーク、OS 追従、好きなアクセントカラーと自分の壁紙。
🔒 決して手放さなかった問題
どの解決策も、隠れたコストと引き換えになり得た。自分のデータを誰かのサーバーに渡すこと。それはやらなかった。だからアカウントなし、サーバーなし、分析なし、広告なし。すべては chrome.storage.local の中に置かれる。バックエンドがないのでアップロード先すらない。ブラウザから出ていくのは検索に入力した内容だけで、それも普通の検索バーと同じく Google にオートコンプリート用として送られるだけだ。
正直なトレードオフ: ローカルのデータは複数マシン間で同期しない。新規タブページに関しては、いつでもそれを取る。
🧰 気になる人のために
Manifest V3 拡張機能(React 19、TypeScript、Vite、Tailwind、shadcn/ui)は、PolyForm Noncommercial License の下でソースが公開されているので、コードを一行残らず読んでプライバシーの主張が単なるマーケティングではないことを確認できる。要求する権限も、その一つの仕事に必要なものだけだ。
あなたの新規タブも、ノートパソコンを煮立たせるタブグループの壁になっていないか?
自分のブラウザを直すために作った。もしあなたのものも死んだスペースだったり、URL を打ち直したくないだけで開きっぱなしの40個のタブだったりするなら、あなたの問題の形も、きっと私のものとよく似ているはずだ。
無料でプライベート、5分もあればブラウザで一番開かれているページが、ようやく自分のために働き始める。あなた自身の新規タブの回避策がどんな形をしているのか、それが実際に機能しているのか、それともただ気づかなくなっているだけなのか、気になっている。


